温度応答性スマート培養皿SSCW (Smart Surface Culture Ware)のご紹介(更新中) |
温度応答性スマート培養皿 SSCWサンプルパンフレット |
第21回日本再生医療学会総会における岡野代表理事のビデオメッセージ |
2000年より国、大学及び企業の拠点形成支援を得て、東京女子医科大学先端生命医科学研究所所長として新しい先端医療で活躍する医師・研究者を養成する大学院を開始させました。多様な人材を融合結集し世界の研究主導型中核病院とも連携した先端医療研究開発拠点として早大との連携教育研究施設(TWIns)を創設致しました。その中で再生医療開発を産官学で目指す細胞シート再生医療センターを開設し、大型国プロジェクトとして発展させて来ました。角膜・心筋・食道・膝軟骨・中耳・歯周病・肺の7疾患の自家細胞シート治療を世界に先駈けて実現しました。関連する技術開発の成果と統合しつつ、米国ユタ大学等の連携大学や協力病院により、子宮、膵臓、腎臓など多くの患者が待つ多岐にわたる疾患領域での治療開発を進めております。 |
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今後はこうした国が主導する先端融合拠点形成プロジェクトの成果を有効に活用し、アカデミアから実際の 医療や産業が主導する実用化・事業化に着実に結実するフレームワークが必須となります。 これまでの拠点形成活動で進めて参りました①臨床医や実用化促進支援人材の育成・確保と有機的な一体開 発、②国内外研究機関との知財・治験の相互活用と提携、③治療実現に向けた規制科学や医療経済の研究啓発 活動などにタイムリーに“人と研究費”を継続投入することは大学だけでは実現できず、目の前の実現化が見え た細胞シート再生医療の発展が停止してしまう恐れすらあります。大学拠点で築き上げた人材や臨床応用ノウ ハウが散逸しない新たな連携スキームが求められます。 こうした問題意識からTWInsを支援・補完し、細胞シート再生医療の本格化を促進する推進組織として「細胞 シート再生医療推進機構」を設立致しました。是非、この趣旨をご理解頂き、細胞シート再生医療が一日も早 く世界の患者に届けられるよう、ご理解とご協力を心よりお願いする次第です。 代表理事 岡野 光夫
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